あいみょん『ふたりの世界』の感想文
あいみょん『ふたりの世界』
シンガーソングライターのあいみょん。
兵庫県西宮市生まれの23歳。
自分と同年代の若い方が素晴らしい活躍をしていることは純粋に凄いと感動する。
友人に勧められて聴き始めたのだが、
最初は「あいみょん」というファンシーな名前から、
カラフルな衣装を着たアイドル系の歌手なのだと思ったし、
曲も思いっきりポップなものを想像していた。
でも全然違うんですね。
名前から受けるイメージとは丸っきり反対でビックリしました。
ノスタルジックな曲調だったり、なかなか過激で独特な歌詞だったり、才能を感じる素晴らしいアーティストだ。
椎名林檎を引き合いに出して語る人もいる。
あいみょんと椎名林檎が似ているか似ていないかは置いといても、椎名林檎の名前を出される時点でそれだけ才能と期待が大きいことの証だろう。
そんな彼女の名曲の1つ。
『ふたりの世界』
良曲はたくさんあるが、「歌詞」が1番好きなのはこの曲だ。
ものすごく官能的なラブソングで、あいみょんがとある番組で「官能小説を読む」という話をしていた時は腹落ちした。
冒頭部分を少しだけ紹介しよう。
いってきますのキス
おかえりなさいのハグ
おやすみなさいのキス
まだ眠たくないのセックス
お風呂からあがったら
少し匂いを嗅がせて
まだタバコは吸わないで
赤いワインを飲もう
キス、ハグ、キス、セックスときて、その後は嗅覚に訴求する。
普段はタバコの匂いをまとっている男が、風呂上がりにだけ漂わせる素の匂い。
きっとこの歌詞を歌う女性は、男のタバコの匂いは嫌いではないんだろうな。
ちょっとタバコ臭いけど、それも含めて恋人の匂いで、その匂いを嗅ぐのも密かな楽しみ。
でも、それでも、素のままの匂いもたまに嗅ぎたくなるのだろう。
この後も官能的で、素敵な歌詞が続く。
そして当然、メロディーも抜群だし、あいみょんの歌も素晴らしい。
the若者感満載の「あいみょん」という名前とは裏腹に、大人が好きな歌を歌う。
もし、まだ聞いたこがなければ是非聞いてみて欲しい。
今日も本の感想からは離れてしまい、最近、お気に入りのアーティストについて書いてみました。
小説の感想文もどんどん書くので、よろしくお願いします。