東大文学部の読書感想文

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第6回ブクログ大賞は、辻村深月のあの作品に決定!?

ブクログというWebサービスを知っていますか??

ブクログでは、オンライン上で、自分の蔵書を管理したり、読んだ本のレビューができる。

 

そんなブクログのユーザーを中心としたネット上の声をもとに選ばれるのが、ブクログ大賞だ。

 

ブクログ大賞の公式ページによると…、

ブクログ大賞とは、本好きのみなさんで本当におもしろい本を決める書籍大賞です。対象作品の中からブクログで総合評価の高い作品をノミネート作品として選出し、みなさんの投票でそれぞれの部門の大賞作品を決定いたします。

第6回ブクログ大賞[2018]

 とのこと。

 

2009年に始まったこの賞は、2012年の第4回を最後にしばらく休止していたみたいで、昨年から再開し、今年が第6回。

 

小説部門では、

『植物図鑑』・『キケン』・『県庁おもてなし課』・『旅猫レポート』

と最初の4年は全て有川浩の作品が受賞している。

Webサービスを積極的に取り入れる若者からの人気故だろうか。

ちなみに、昨年は恩田陸蜜蜂と遠雷が選ばれている。

 

そして、第6回となる今年のブクログ大賞小説部門を受賞したのは、

辻村深月かがみの孤城となった。

 

昨年の、蜜蜂と遠雷に続き、本屋大賞と同じ作品が受賞することになった。

もちろん受賞作自体が面白いから、それぞれ賞に選出された。

このことに異論はない。

同時に、僕たち読者にとって、本屋大賞がいかに大きな影響力を持っているかが窺い知れる気がする。

 

もっとも、「書店員が売りたい本」と「読者が選ぶ本」が一致しているのは悪いことなんかじゃない。

 

 

ちなみに、今年度の第6回ブクログ大賞の各部門受賞作品は以下の通りです。

 

 ■小説部門 
かがみの孤城』 著者:辻村深月 (ポプラ社)  

■マンガ部門 
アルスラーン戦記』 漫画:荒川弘 原作:田中芳樹 (講談社)

■ビジネス書部門 
『エンジニアリング組織論への招待~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング』 著者:広木大地 (技術評論社) 

■エッセイ・ノンフィクション部門 
『バッタを倒しにアフリカへ』 著者:前野ウルド浩太郎 (光文社)  

■人文・自然科学部門 
『宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八』 著者:小野雅裕 (SBクリエイティブ) 

■海外小説部門 
『13・67』 著者:陳浩基 訳:天野健太郎 (文藝春秋)  

■フリー部門 
『ボクたちはみんな大人になれなかった』 著者:燃え殻 (新潮社)

 

 

→第6回ブクログ大賞の特設ページでは、受賞した作者の方のコメントや惜しくも大賞には選出されなかった他のノミネート作品も見ることができます。

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