エッセイの魅力ー作家の素顔ー
今、エッセイが熱い??
森下典子の『日々是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』が、
エッセイ作品としては始めて、文庫本の売上ランキングで1位になったそうだ。
茶道教室に通った25年間を綴ったこの作品は、10月13日に映画も公開された。
樹木希林さんが茶道の先生役として出演しており、その点でも話題になっている。
(実は、僕、まだ読んでいないです…早く読まないと…)
日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (新潮文庫)
- 作者: 森下典子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/10/28
- メディア: 文庫
- 購入: 13人 クリック: 39回
- この商品を含むブログ (37件) を見る
今人気のエッセイの紹介はさておき…
小説家などの表現者が書くエッセイの面白さ、をお話ししたい。
普段は、創作という皮を被って見えてこない小説家の素顔。
エッセイでは、そんな小説家の素顔が見えてくる。
普段、あんな小難しい小説を書いている人も意外とお茶目なプライベートが披露されたり…。
コメディな作風のあの人も、裏では苦悩を抱えていたり…。
エッセイを読むと、小説などの創作物を通じてだけでは分からない、
小説家の人間味あふれる側面が伝わってくる。
そこで、今回は、僕のお気に入りの珠玉のエッセイを紹介したい。
「おすすめのエッセイ」の超定番なので、いまさら説明不要でしょうか。
②林真理子『ルンルンを買っておうちに帰ろう』
当時コピーライターとして活動していた林真理子の処女作。
自分自身を「言葉の女子プロレスラー」と語る彼女の妬み・嫉み・嫉妬の暴露は本当に面白い。
脚本家や映画監督として有名な三谷幸喜のエッセイ。
「古畑任三郎」、「12人の優しい日本人」等の喜劇を生み出した彼らしく、笑える話満載な一方、
意外に真面目な創作論だったり、私生活の悩みが垣間見えたり。